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STAFF BLOG赤井澤 剛のブログ

東南アジア編 第1話 マレーシア「自分の時間と地球の時間」(アカイザワ)

ニュージーランドから飛行機に乗り込み日本よりも安全と言われるニュージーランドから東南アジアへ。

そこに不安はない。あるのはワクワクと冒険心とポジティブに偏りのある感情のみだった。

 

そしてついたマレーシア。

 

匂いが違う。アジアの匂いだ。スパイスの匂いが漂う空港に夜中についた私は、空腹を満たすためご飯を食べ、とりあえず床に座り、人目もはばからず半袖短パンに着替える。気温差が20度以上もあるため汗が止まらない。

 

といあえずWI-FIを探し目的地を探すところから始まる。

宿はネットか実際にそこに行ってからかそのとき次第で決めた。

 

マレーシアではマラッカという街を周り、マラッカにいるときにふと「明日シンガポールに行こう。」そんな感じで目的もなく行き先を探した。

 

もともと観光地に興味がなかった私は、あまり観光で行かないようなところを探し回った。

アジアに入って2週間くらいはダラダラ色々な街を転々とした。

 

ある日、予定でたどり着いたマレーシアの最西のジョージタウンで、ふと島に行きたいと思った私は、2泊の予定を変更し、最東のプルフンティアンというを目的地とした。

長距離バスとおっちゃんの原付の荷台と小さなボートを乗り継ぎ島にたどり着いた。

ボートが岸まで行けず、海の中を歩って上陸した。

WI-FIもなく、人少ないこの島には海しかない。

ホテルもあるが、ビンボー旅の私はテントに宿泊した。そこには何もなかったが、自分に必要なものはすべてあった。時計の必要のないこの島に、綺麗な海とハンモックがあった。それだけで幸せだった。

朝起きると目の前には、綺麗な水色をした海があった。

目覚ましに海に飛び込む。口に入る塩辛い海水が目をさます。 日差しが身体を起こす。

少し疲れたら、マンゴーシャーベットとマレーシア料理で身体と脳を癒す。そして、ハンモックに揺られながらお昼寝をする。また海に潜る。こんな風に過ごしていると、真っ赤になる空と海の時間を通り過ぎ、夜が来る。

 

夜は、ミュージックプレイヤーと化したiPhoneでChill outミュージックを聴きながら、シーシャをふかし、ビールを飲みながらハンモックに揺られうたた寝をする。

このとき、自分の中で時間に追われる何かから解放されていくのを感じた。

 

ここには時間というものはないように感じた。

日本にいたときは、何もしていない時間を「もったいな」や「暇」というネガティブな表現の名札をつけることが多かったが。ここにいると不思議とその名札は外される。

何もせず、ただながれる雲を見ていることが幸せだった。

何も悩むこともなかった。次を考えることもなかった。今を生きていた。まさにマインドフルネス状態だった。

 

「時間は平等」本当にそうだろうか。自分はそうは思わない。

ならばなぜ寿命に差があるのか。辛い時間は長く、楽しい時間は短く感じるのか。歩くスピードも違ければ、心拍数、呼吸も違うのか。

 

人はそれぞれの時間を持っている。そのスピードは各々だ。

 

そもそも時間というのは太陽の動きや季節をわかりやすく可視化した人間の創った名札に過ぎない。しかしそれが全てを握っていた。これに疑問を感じていた。

 

可視化出来る時間はあくまで参考で年齢も同じように名札、「生造日」に過ぎないのだろう。

 

このとき自分の中の時間が、少し早く、ずれていたことを感じた。生き急いでいた。地球のそれはもっとゆっくりだったのだ。

 

それを感じまた少し脱力出来た気がした。

 

ここはそんな島だった。

そんな島にも住んでいる子供たちがいた。とても優しく気さくな彼らはどこか豊かで魅力的だった。

今でも彼らの優しさを忘れることはない。気遣いはなかった。そこにあったのは心遣いだけだった。

 

この島を出てからだろうか。普段は考え事をしたり、次の計画を立てたりして、ただの移動に過ぎなかったバスは、無心で景色を、空気感を吸収することのできるとても素晴らしい時間に感じるようになった。

 

そしてこの後、とても多くの、とて大きな感覚をくれたタイに向かった。

 

 

 

2019.06.21|スタイリスト

赤井澤 剛

スタイリスト
仙台市生まれ。山、風景写真、キャンプ、自転車、温泉巡り、雑誌集め、読書、行ったことないところ巡り、動物
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