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東南アジア編 第4話 ベトナム 「受け入れてしまうことがストレスを感じない秘訣」

ラオスから25時間弱。休憩があっても両替所もないので何も買えず。飲まず食わずでたどり着いたベトナム。

 

着いた途端、タクシーの客引きが群がる。はじめはみんな10倍以上の値段でふっかけてくる。

 

喉がカラカラで空腹も限界を超えて交渉する気力もわかない。そんななか良心的なタクシーを探し中心部へ行き宿探しをしなければいけない。そんな蒸し暑い初日だった。

 

お金をおろすも単位のでかいベトナムのドン。はじめはどの国も通貨の感覚になれるのが難しい。

 

宿を探してさまよう熱帯夜。

ラオスで世話になったスタッフが働くベトナムの宿を目指すが場所がわからない。

早くバックを下ろし冷えたコーラを一気飲みしたい。なんでもいいから食べたい。そんなことだけを考えフラフラさまよう。

 

すると一人の物売りの女の子が近寄ってきた。「どこに行きたいの?」

「この宿に行きたいんだけど。」

「そこなら知ってる!!あっちに行けばあるよ!!」

「ありがとう!!」そうやって立ち去ろうとした時、もっていたパンみたいなものを半ば無理やり食べさせてきた。

喉が渇いている自分にとっては拷問に近い。残りの水分を全て持っていく乾パンのようなものだった。

そして、飲み込むのに苦労していると、おもむろに袋に詰め、お金を要求してきた。

そしてお金をだすと、「これだよ!!」と手元からパッと大きな額を抜き取ったのだ。観光客ならこれで確実にだまされただろう。しかしそんなこともあろうかと抜き取られたお札を見逃さなかった。

 

「ふざけんな!!」本気で日本語が出た。

 

渋々返してもらったが、美味しくもないし一番必要としていない乾パンに1000円以上(ベトナムでは結構な額)を払わせられるところだった。

 

ほとんどは取り返したが、それでもかなり高い値段で売りつけられた。

状況も相まってイライラしていた自分は半ギレで教えてもらった道を歩む。

しかしいくら探しても見つからない。

まただまされた。その子はその場所など知らなかった。

予定より1時間も遅くたどり着いたその宿はすでに満室だった。

 

そんな1日から始まった。

ベトナムは暑い。自分がいた時は気温が48度にまで達していた。

日本の100倍近いバイクと2秒に1秒の頻度になるクラクションに少し疲れてきた。

 

そして移動のバスに乗る。するとバス会社の人はお客をお客と思わない。

平気で叩いてくる。何か質問しようもんならなぜか怒られる。

 

でもこの時には私はどこか受け入れていた。

 

叩かれようもんなら満面の笑みでありがとうと返した。

質問してキレられようもんならありがとうと返した。

無視されても笑顔で相手が答えるまで見つめ続けた。

 

そんなおかしな状況に不思議と面白くなってくる。

 

悪い印象ばかり書いてしまったが、ベトナムにもとても心優しい人はいた。タムコックという田舎の宿で、働いていた少女は常に笑顔で気遣ってくれた。

 

観光客が入らない家族経営のフォーのお店の人たちは必死に伝えようとしてくれた。そしてそこのフォーは、行列になっているお店より遥かに美味かった。

 

 

出会いにあまり恵まれなかったにしてもその国を悪く言うのはちがう。あくまで国とひとはバラバラ

で考えるべきもの。

おかしな人もいれば心優しい人もいる。それは世界共通だろう。

そしてある程度のことは受け入れてしまえば嫌な気を起こすこともない。すべては日本人の感覚を持った私とそうでない人たちとの感覚の相違ににすぎないことなのだから。

2019.07.31|スタイリスト

赤井澤 剛

スタイリスト
仙台市生まれ。山、風景写真、キャンプ、自転車、温泉巡り、雑誌集め、読書、行ったことないところ巡り、動物
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