2018年 ヨーロッパ編 第1話 ベルリン「時間にゆとり、すなわち自由」
ドイツのベルリンに降り立った。
ついにヨーロッパに着いた。まずは空港のwi-fiに繋ぎ、宿泊先を探す。時間はすで夜遅かったため、苦労したがなんとか泊まれそうなところを見つけ、バスで向かうが、バスが分からない、とりあえずオフラインの地図を片手に近くに行きそうなバスに乗りこむ。バスから見える風景、町並みが気持ちを高めた。
近くでもないが5キロまでなら歩ける。
30キロ近い荷物を背負い歩きようやっとたどり着いた。
その日は疲れ果て、何も食べることなく寝ることにした。その日は受付の青年がとても親切だったことしか覚えてない。
次の日は、近くのスーパーで食べ物を買いに行ったが、やはり物価が高い。前にいたネパールと比べてしまう。
なので、0,60ユーロほどの安いパンに安いハムを挟んで空腹を満たした。もちろんビールと。
朝からビールを飲みながら街を練り歩く。
芝生を見つければ横になる。そんな感じでダラダラ過ごしていた。
街を適当に練り歩くだけでドイツのセンスが刺激をくれた。誰でも知っているベルリンの壁は今やアートスポットになっており、その感性をどうも日本と比べてしまう。柔軟さはやはり日本は勝てないと思ってしまった。
お店に入ることもなく練り歩き疲れ果て座り込み、また歩き出す。時間はある。自由とは素晴らしい。
宿に帰るとどうもおかしい。外が全然暗くならない。21:00ころ、シャワーを浴び、布団にはいるが外はまだ夕焼け程度。寝れない。
しっかり暗くなったのは23:00頃だった。ヨーロッパのサマータイム。1日がかなり長くなる。日本と距離があるとかなり違いを感じる時間感覚。
この一度目のベルリンでは、特に目的も、会う人もいなかったため、次の日、バスでヨーロッパの歴史残るチェコに向かった。
どこに向かうも、タイミングも自由。
そのチェコは想像以上に魅力的で、大好きな街になった。